映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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93:名無しNIPPER[saga]
2024/09/04(水) 00:32:34.69 ID:lGZh6aoj0

「行きつけの喫茶店がありまして。そこなら人も来ないでしょう」
あまりにも彼女の態度が平然としているので
ちょっと待て、と俺は口をはさんだ。

「もう会わないんじゃなかったのか?」

「ええ、私もそのつもりでしたよ」

「それならどうして?」

「……えーと、つまりですね。気が変わったんです」

それから、彼女はこほんと咳払いをした
俺はその時になってようやくその意味を理解できた





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