映画の脚本を書いて、ひとりの女の子と出会った話。
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47:名無しNIPPER[saga]
2024/08/15(木) 23:52:13.02 ID:e+s7r/2n0

「……実を言うと、はじめは出るつもりはなかったんです」

「え?」俺は思わず彼女の方を見た。

「映画のことですよ。断ってもよかったんです、本当は」
ヒツジは自分の手元をじっと見つめていた

「だけど、先輩の脚本を渡されて、気持ちが変わりました」

「大袈裟だな」
そんなことないですよ、と彼女は言った。

「本気でこんな風になれたらなって思ったんです」

俺はふと大学の隅っこでひとりで過ごしていた
彼女の後ろ姿を思い出した。




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