63:名無しNIPPER[sage]
2025/01/11(土) 19:22:57.82 ID:dzUlU86Z0
結果的に、出来るだけ声のした方角から離れるように歩き続けるうち━━ここ、南側の拠点エリアへたどり着いていた。
可可以外には、まだ誰にも遭遇していない。それでも時折聞こえてくる不吉な音は、自分が殺し合いの渦中にいる事をイヤでも思い知らせてくる。
きな子は小さく息を吐くと、手元に向けていた目を僅かにずらし、床の上に無造作に置かれたそれに向かって呟いた。
「皆……きっと大丈夫っすよね?」
76Res/38.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20