62:名無しNIPPER[sage]
2025/01/11(土) 18:59:09.24 ID:dzUlU86Z0
『絢瀬絵里』という単語が聞こえた時、それまで奇妙な笑みを浮かべていた可可の顔から表情が消え、みるみる青ざめていった。
両手で耳を覆い、がたがたと震える可可は、きな子の問いかけにも答える事なく、「对不起」と繰り返し続けた。
そこできな子は可可の持つナタと、全身に付着した血が誰のものなのかを悟った。
四季の名前を聞き、指定された場所まで行ってみようという考えはすぐに打ち消した。
行けるはずがなかった。行けばどうなるか、考えたくもなかった。
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