47:名無しNIPPER[sage]
2024/10/29(火) 23:04:00.54 ID:70RexKYd0
「花丸ちゃん、もう一回言うね。勝手に動いたり、声を上げたりしたらダメだからね?」
ささやくように伝えると、かたかたと奥歯が触れ合う音が聞こえてきた。返答としてはそれで充分だった。
千砂都は満足そうに微笑むと、ナイフを鞘に収めた。その様子を見る夏美は、千砂都の姿がどんどん遠くに離れていくような錯覚を覚えていた。
68Res/34.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20