32:名無しNIPPER[sage]
2024/09/29(日) 17:14:03.98 ID:AJjdyzDkO
「私も……怖いです、すごく不安です。でも、ここにいる皆さんのおかげで何とか耐えられてます」
花陽はすみれの目をまっすぐに見つめて言った。
「すみれさん、言ってくれました。ここにいる人達は絶対に、殺……争い合ったりなんてしないようにしようって。協力してここから出る方法を考えようって。すごく─勇気づけられました」
「頼りにならないと思いますけど、私も一緒ですから。何があっても、皆で…何とかしましょう」
花陽の言葉を聞いて、すみれは自分が宣言した事を思い出した。
そうだ─何があっても、私達は殺し合いなんてしない。協力してここから出ると、そう誓ったんだ。
「……ありがとう、花陽」
しっかりしなさい、平安名すみれ。私が動揺していたら、周りの子達まで不安になる。
諦める訳にはいかない。何があっても。何が起きていたとしても。
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