22:名無しNIPPER[sage]
2024/09/14(土) 23:01:35.89 ID:888Vj+naO
02:27 松浦果南
東側の拠点エリアから北へおよそ百数十メートル。端末の表示上では東側の拠点エリアから一コマ分上の位置の森の中で。
草木が揺れる音の後に、微かな光線が踊っている。
「はっ……はっ……………っっ…」
果南は涙で滲む視界を必死に凝らして、懐中電灯の光の先を追い続けていた。
鞠莉の最期の姿は目に焼きつき、最期の言葉は頭の中に響き続けている。
鞠莉は逃げろと言った。言葉の通り、一度は集落を離れかけた果南を連れ戻したのは、突如聞こえた爆発音だった。
瞬間、果南の頭に浮かんだのは─ダイヤの姿だった。
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