16:名無しNIPPER[sage]
2024/09/07(土) 15:28:56.04 ID:BHfLj9WX0
少し前に(それもそう離れてはいないと思われる距離から)聞こえた爆発音。何が起きたのかは千歌も曜も想像したくなかった。ここを離れようとも考えたが、下手に移動するよりここに留まっている方がまだ安全だと判断した。
「考えても仕方ないよ。無事でいてくれる事を祈ろう」
曜が諭すように言う。
言いながら、自分が妙に落ち着いていることに気づいた。あの音で誰かが死んだかもしれない。それでも、ゲームが始まったばかりの頃と比べて、それほど動揺はなかった。
時間が経つにつれて、今の状況に適応していっているらしい。
そう思うと、自分の中身が別の誰かに入れ替わってしまったような、不思議な感覚がした。
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