75: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/08/18(日) 22:39:24.63 ID:ZXJNLXRA0
パピヨン「え〜?ご主人様もお嬢様もアタシ目当てでメイド喫茶なんて来ちゃったの〜!?ぷぷぷ、よっぽどヒマなのかな〜?しかもアタシに萌え萌え〜って魔法かけてほしいんだ?え〜キモ〜い!」
シリウス「おいおい、キャーキャー言ってないで早く注文しな。今なら特別に……この私からの奉仕を受けれるんだぞ?この時間、無駄にしたくないだろ?」
ライム「はい、こちらドリンクとまん丸焼き――あ!もしかしてこの間私のレースを見てくれた方ですか!?はい!レース前から最前列で熱心に応援してくれてましたよね!ふふ、嬉しいです!はい、ありがとうございます!今日はたくさん楽しんでくださいね!」
――――人が入る、人が入る。面白いくらいに人が入る。
最初はドバイゴールデンシャヒーンで優勝したパピヨンを一目見ようと来る野次馬のような人ばかりだったが――この口コミがどんどん広まり。まだ午前中だというのにもう人で教室が埋まっていた。
曰く、とても可愛く罵ってくれるだとか。曰く、客のはずなのに子犬になっていただとか。曰く、どんなファンでもちゃんと覚えてくれているだとか――。
シルフィー「お、お待たせしました!こ、こちらもつ煮……ひゃぁ!ご、ごめんなさい!あ、熱い汁がかかっちゃいましたか!?す、すぐに拭かせてもらいます!ご……ご主人様!」
ナカヤマ「ふっ……ほら私の勝ちだ。ご主人様はメイドの私に負けた――罰として、ほら。このドリンクを飲みな」
びっくりするくらい小動物みたいなメイドさんがいるとか、ゲームの罰として大量にドリンクを飲まされるが勝つとめちゃくちゃファンサしながらチェキを取ってくれるとか。
噂が噂を呼び、人が人を招き。どんどんどんどんメイド喫茶に人が足を運び――結果として。このメイド喫茶は大成功だった!
パピヨン「もえもえ〜……きゅん!ぷっ、はは、あはは!バカみた〜い!え、ご主人様〜、そんなに嬉しいの?うわ、バカにされて喜んじゃうとか、人としてどうかと思うな〜……けど、アタシはそんなご主人様もお嬢様も〜……好きだよ。なーんて!」
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