363: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/02(土) 15:35:56.21 ID:lcqyPAtO0
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『よし、じゃあ明かり消すぞ』
パピヨン「あ、うん!オッケー!」
温泉から上がり、浴衣に着替えた自分とパピヨン。ちょこんとお布団の上に座っているパピヨンがなんだか小動物みたいで、可愛らしい。
……まだ体がぽかぽかするな。流石温泉だ、そういう効能があるんだろう。
天井の明かりからぶら下がっている紐を引っ張って明かりを消す。別に気温が下がったわけじゃないのに、これだけでほんのりと冷えたような感覚がする。
部屋の縁側にある大きな窓から差し込んだ月明かりだけが、今この部屋をうっすらと照らしている。その月明かりで見えるパピヨンの顔が……なんだかとても、綺麗に見えた。
パピヨン「お、お休み……お兄さん」
『ああ、お休みパピヨン。ふぁぁ……よく眠れそうだな、今日は』
パピヨン「…………」
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