360: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/11/02(土) 14:05:36.18 ID:lcqyPAtO0
パピヨン「あっ、あっ…………あ〜!お兄さん長かったね!温泉そんなに良かった?」
『ああ、良い温泉だったよ……ふぅ、時間を忘れて堪能しちゃったな』
もっと早くに上がるつもりだったんだが。温泉……良いものだな、少しハマってしまうかもしれない。
パピヨン「も、もしかして〜。混浴で女の人が入ってくるの期待してたとか?実はちょっとだけ混浴の時間になっちゃってたもんね?」
『はは、確かにな。時間的には混浴になってたが誰も入ってこなくて助かったよ』
……まあ今時混浴の温泉に女性が入ってくるなんて滅多にない気がするけど。それでも可能性があるならちょっと怖いしな。
『……というかパピヨンまだ温泉入ってなかったんだな。早く入ってきたらどうだ?』
パピヨン「わっ、分かってるって!あ、あ〜あ〜温泉楽しみだな〜!」
わざとらしくそう言うとパピヨンは自分から逃げるように小走りで温泉に向かっていった。どうやらもう着替えの準備はしていたみたいで、ちょうど温泉に行くというタイミングで自分が戻ってきたんだろう。
『さて…………』
―――ーもう一度部屋をぐるりと見渡す。ペアのチケットということで……部屋が一つしかもらえなかった。一つの部屋に、布団が二つ。
……気持ち布団同士の距離が近い気がする。少し離しておこう。
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