345: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/29(火) 01:50:18.59 ID:D4BrmwKA0
パピヨン「お兄さんもうアタシにそういうこと言うの禁止!…………いや、ダメ、やっぱりダメ!もっと言って欲しい……」
『どっちなんだそれは』
そもそもそういうこととは一体?何を言ったんだ自分は?
パピヨン「う〜…………お兄さんのそういうところが、まあ好きだけどさぁ……」
『……こら、他の人もいるんだからそういうことは言わない』
一応自分とパピヨンはごくごく普通の一般的なトレーナーとウマ娘。そんな……軽率に好きとか言ったら、どこで拡散されてしまうか分からない。
パピヨン「…………じゃあ二人っきりだったらいいの?」
『…………』
……なんだかこっちも恥ずかしくなってくる。顔が熱くなっていくのを感じながら、何も言わず縦に首を振ると、パピヨンはとても嬉しそうににや〜っと笑う。
パピヨン「……お兄さん、大好き❤」
『……ああこら!パピヨン!』
パピヨン「えへ〜……❤好き、好き好き、だーいすき!」
無邪気に笑いながら好意を伝えてくるパピヨン。少し前のパピヨンでは絶対に考えられない……が、これまでの道のりがパピヨンをこうさせたのだと、自分は理解している。
――変わらないなんてできっこない、自分もパピヨンもずっと変わり続けていく。この関係も、この時間も、この気持ちも……。
パピヨン「ほらほら、お兄さんも何か言ってみたらどう〜?ぷぷ、返事はアタシが卒業したらなんだっけ〜?お兄さんヘタレだし、当日になったら何も言えなくなっちゃいそ〜!」
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