【安価コンマ】オリウマ娘と共に Part2
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339: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/28(月) 00:19:18.11 ID:6JVayfYH0
『……そういえば今日はクリスマスか』

――クリスマス。年に一度の聖夜ということで世間は盛り上がり、一般的には彼女とデートをしたり家族と過ごしたり……というのが一般的だろう。

しかし、自分はトレセン学園のトレーナーだ。自分にそんなことをする余裕は…………ない。

『いつも以上に仕事が多いな……』

担当ウマ娘の取材依頼に撮影依頼、学園の必要書類の提出に、トレーニングメニューの見直しや研究……やることで言ったら盛りだくさんだ。

…………それに。

『……他の担当、か』

わが学園の理事長である"秋川やよい"理事長から依然このような相談を受けた。

端的に言えば――シルヴァーパピヨン以外のウマ娘を担当するつもりはないか、と。

学園の中にはチームを持ち複数のウマ娘を担当しているトレーナーもいる、しかしそれは経験豊富なトレーナーが行うものだが――おそらく、パピヨンを海外のG1で勝利に導いた実績を考慮されてのものだろう。

――あと、あのパピヨンと二人三脚で三年間無事にやっていけた対応力、も評価されているらしい……まあ、それは光栄なものだ。天晴ッ!とかかれた扇子がとても目立っていたことを思い出す。

『…………』

…………新米トレーナーの自分が、シルヴァーパピヨン以外のウマ娘も担当する。となると、当然パピヨンに割ける時間も減ってしまうだろう。

――はぁ。とため息をついてコーヒーに口を付ける。トレセン学園の来たばかりのころはコーヒーなんて飲めなかったら、今では燃料を補給するみたいに飲めてしまうのだから、恐ろしいものだ。

『パピヨンは、どう思うかな』

もし、自分が他のウマ娘も担当するという話をパピヨンにしたらどうなるか、そう考えていると――トレーナー室の扉が開いた。




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