281: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/12(土) 00:39:59.86 ID:tOAnJqPx0
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『…………』
パピヨン「……むにゃむにゃ」
仕事中、少し疲れがたまっていたのと感じて仮眠をしたんだが……どうしてこうなった。
『……パピヨン、パピヨン?』
軽くゆすってみるが起きる気配はない。自分はペンギンのぬいぐるみを抱いて眠ったはずなのに……ああ、地面に落ちてる……。
『……パピヨンの家でもこんなことあったな』
パピヨンの部屋の次はトレーナー室で。はあ、どうしてパピヨンは自分と一緒に……。
……甘い匂いと花のような匂いがする。多分使っているオイルの匂いだろう。サラサラとした尻尾が自分の脚をくすぐって、妙にドキドキしてしまう。
パピヨン「すぅ、すぅ……」
『はぁ……』
もしかしてこれもパピヨンからの揶揄いの一部なんだろうか。こうやって体を密着させて、自分の反応を楽しむみたいな……いや、にしてもぐっすり眠っているな。
…………いつか本当に捕まりそうだな自分。しかしまあ、このトレーナー室ならきっと……ギリギリ問題ないだろう。
『……いつの間にか、じゃなくて……ちゃんとお互いに一緒に眠れる日が来るといいな、キミと』
そう思いながら、静かに自分は目を閉じた。
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