266: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/09(水) 18:40:36.93 ID:Gr51D2Pw0
パピヨン「お、に、い、さ、ん!」
放課後。トレーナー室にパピヨンが突撃してくる。勢いよく開かれた扉から駆け足でこちらに向かってきて、ニコニコした可愛らしい表情をこちらに見せつけてくる。
パピヨン「今日のアタシ、いつもと違います!何が違うでしょうか!」
『突然だないきなり』
さあ当ててみて当ててみて!と、その場でくるりと一回転……いや、パっと見だと何が変わっているのか何もわからないんだけど……。
パピヨン「…………じー」
『……』
…………ちらりと、尻尾を見る。
『尻尾に使ってるシャンプー……じゃないな、オイルがいつもと違う?新しい奴か?』
パピヨン「えっ!?なんでわかるの!?キモーい!!!」
『キミなぁ……』
折角当てたのに何でそう言われなくちゃいけないんだ。
パピヨン「好きなブランドの最新作なんだー、尻尾の艶とか毛並みもいつもよりちょっと違うでしょ?あとほら、匂いも違うし」
と、言いながらすりすり脚に尻尾をこすりつけてくる。まあ、確かにこうして近くで見ると結構違うな……匂いも甘いというより、スッキリした匂いだ。
パピヨン「…………えへ、お兄さんこんなところまで気づいちゃうんだ……❤アタシのこと大好き過ぎるでしょ〜❤」
……ニヤニヤこっちを見てくる瞳から逃げるように、視線を逸らす。
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