【安価コンマ】オリウマ娘と共に Part2
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230: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/05(土) 02:26:57.35 ID:vHOD/oG80
『…………申し訳ないけど、今はキミの想いに応えることは……出来ない』

パピヨン「…………っ。そっ……か、うん。そう、だよね」

自分の言葉を聞いて、パピヨンはぐしゃりを顔を一瞬だけ歪ませた後、また何でもないいつも通りみたいな表情で、笑った。

――違う、違う。待ってくれ、まだ話は……!

『パピヨン』

パピヨン「…………そうだよね、そうだよね!普通に考えてお兄さんがアタシと……なんてあるわけないよね!告白する前から考えてたけど、でもやっぱ……やっぱりさぁ……!ぐずっ……ぅ、ぅぁ……!」

『パピヨン、まだ話は終わってないんだ……パピヨン!』

パピヨン「ふぇぁ!?」

瞳に涙をにじませて、プルプルと震えて自分から目を逸らそうとするパピヨン――その肩をつかんで、無理やり目線を合わせる。

顔がぐちゃぐちゃで、今何が起こっているのか分かっていないパピヨンに――ちゃんと伝える。

『――今は、と言ったんだ。今すぐにキミの想いに応えることはできないと、自分は言ったんだ』

パピヨン「…………おに、いさん?」

『……自分とキミは、トレーナーと担当ウマ娘で、そういう関係は――まだ早いと、この担当の関係は、これ以上の関係になってはいけないと、自分はずっと……ずっと思っている』

パピヨン「…………っ」

『でも……でもだ!"俺"は――だからといって……気持ちをごまかしたりは、したくない』

体が熱い、心臓がドクンドクンと激しく痛い。この鼓動がパピヨンに聞かれたりなんかしたら――一生モノのネタにされてしまうだろう。

ただただ伝える、俺の本音を。トレーナーとしてではなく――――として。

『……もし、もしもキミがトレセン学園を卒業して。それでもまだキミの気持ちが……変わらなかったら』

パピヨン「ぁ……っ、うそ、うそぉ……!そんな、お兄さん……っ!」



『――――その時、改めてキミの気持ちに応えさせてほしい……パピヨン』






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