227: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/05(土) 00:58:00.04 ID:vHOD/oG80
パピヨン「だからね……お兄さん」
ほんの一瞬だけ考えた後、パピヨンは真剣な表情から――――いつもの変わらない表情に戻って。
パピヨン「アタシはお兄さん以外のトレーナーなんて嫌、考えられないし考えたくない。そう思ってたら…………まず表情が好きになっちゃった」
『……え』
パピヨン「アタシのトレーニングメニューを考えてる時の真剣な表情とか、アタシの我儘をなんだかんだ聞いてくれる時の表情、真面目だけど結構ノリが良くて一緒にふざけてくれる時の表情も」
――ずっとずっとアタシのことを応援してくれて、アタシが間違えても失敗しても見捨てないでくれて。どんなアタシでも……受け入れてくれた。
パピヨン「お兄さんはトレーナーだから当たり前、だなんて片付けるのかもしれないけど――これ、普通に考えてヤバすぎるからね?」
『……そう、なのかも、しれないな』
パピヨン「うん。だから――――責任取ってよね、お兄さん」
そういうと、パピヨンは顔を赤くしながら――とても嬉しそうに、笑顔で。まるでようやく我慢しなくて済む、みたいな表情で。
――――お兄さんのことが大好きです。こんな我儘なウマ娘ですけど……付き合って、ください。
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