225: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/10/05(土) 00:49:43.94 ID:vHOD/oG80
パピヨン「…………ねえ、お兄さん」
『ん、どうしたパピヨン……――』
パピヨンが、じーっとこちらを見つめてくる。花火ではなく自分を、目と目を合わせて、視線を逸らさず真っ直ぐと。
――レース前のような真剣さ、何か決心をしたようなその表情に。思わず息を呑む。
ドーン、ドーン……と花火の大きな音が。しかし、それも今は気にならない。
パピヨン「アタシ、今から大事な話があるんだけど――聞いてくれる?」
『…………もちろん、キミの話ならいくらでも』
――聞こう、彼女の話を。他ならぬシルヴァーパピヨンの話を。
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