120: ◆b0/EDFEyC136[saga]
2024/09/04(水) 01:29:10.56 ID:zVWhB3dV0
『――それじゃ、次のレースの話をしようか。パピヨン』
パピヨン「ん、オッケーお兄さん!」
尻尾の手入れを終えると、パピヨンが尻尾の感覚を確かめるために何回かゆらゆら動かしている。様子を見るに今回はだいぶ良い出来だったようだ。【貴方】はパピヨンのそんな様子を見ると心の中で小さくガッツポーズをする。
『パピヨンが出れるレースといえば7月のプロキオンステークス、8月のエルムステークス、クラスターカップ……あと9月のさざんかテレビ杯』
パピヨン「エルムステークスは去年も出なかったっけ?連覇か〜……良い響きかも」
『日本のダートの感覚を思い出すためにレースを一度挟んだ方が良いと考えてはいるが――10月の南部杯に出走してみるのもありかもしれないな』
盛岡で開催されるG1レース、マイルチャンピオンシップ南部杯……ドバイから日本に戻って最初のレースに選ぶにしては最高の規模だ。
『自分としては短距離で感覚を慣らした方が良いとは思うが――けど、一番はパピヨンがどうしたいか、だ』
今までだってトレーナーの【貴方】がレースを決めることはあった。しかし一番の優先順位は――パピヨンが何に出たいかどうかだ。
彼女の我儘に答えてこそ、【貴方】はシルヴァーパピヨンのトレーナーとしての役割があると、そう考える。
パピヨン「ん、どうしよっかなぁ――」
ニンジンジュースを飲みながらパピヨンはソファに腰を掛けて考える。短距離に出るかマイルに出るか、また札幌に行って連覇を狙うか、それとも盛岡に行くか……。
パピヨン「アタシが出るからにはもうアタシの勝ちは決まってるけど――うぅんと」
次のレースは――:安価直下
1 7月前半、短距離G3プロキオンステークス
2 8月前半、マイルG3エルムステークス連覇狙い
3 8月後半、短距離G3クラスターカップ
4 9月後半、マイルG2さざんかテレビ杯
5 10月前半、マイルG1マイルチャンピオンシップ南部杯。
6 それ以外(自由安価)
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今日はこれだけです、おやすみなさい。
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