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2024/06/20(木) 18:50:16.90 ID:fkSEwG7V0
――――寝室
ルルーシュ「…………」
シャーリー「えーとルル、元気出して」
ベットに座り込んで項垂れている彼に声を掛ける。
今まで見た事が無いほどに落ち込んでいた。
シャーリー(うわー、どうしよう……)
ルルーシュ「……俺さ、母さんの事……、尊敬してたんだ……」
シャーリー「うん」
涙声になりながら、ポツリポツリ絞り出すように話し始めた。
彼の隣に座りながら相槌を打つ。
ルルーシュ「強くて、格好良くて……、色んな人から尊敬されてさ……」
「俺もあんな風になりたいて……そう思ってた……」
シャーリー「そうだね」
ルルーシュ「母さんが死んで……、日本に行ったとき、凄く怖かったんだ……」
「でも俺以上に怯えてたナナリーを見たとき、俺がこの子を守らなきゃって……」
「だから、ナナリーを守るために……、俺がやらなきゃってずっと今まで……」
シャーリー「頑張ってたもんね、ルル」
ルルーシュ「なのに今の話聞いたら……、あいつ等全部知ってた上で…………」
「掌で踊らされてたんだって……」
シャーリー「……」
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