こんな恋愛がしたい  安部菜々編
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:21:16.24 ID:HdnryJIo0
だが、時の流れは残酷に、全てを変えていってしまう。
ある日、菜々さんから、こんなことを告げられた。
アイドルとしてのメジャーデビューが望めないなら、実家に帰って家業を継がないか。と両親に言われたそうだ。
確かに、菜々さんの活動範囲は、未だ地下の域を出ず、オーディションも実を結んでいない。
夢を追うことは素晴らしいことだが、物事には引き際があるというのも、また事実だろう。
俺は、まだまだ菜々さんのステージを見続けていたいが、引退も仕方あるまい。
だが、実家に帰って家業を継ぐというのはいただけない。もしそうなってしまえば、今のように頻繁に会うことはできなくなるだろう。
「あと半年間、次の誕生日までは待ってやるから、それまでに成果を出せなかったら、実家に帰って来い。だそうです・・・」
「大丈夫ですよ!俺も応援していますから!夢は絶対叶います!!」
口ではそんなことを言いながらも、俺は、裏では全く別のことを考えていた。
(半年後・・・半年後に、菜々さんにプロポーズしよう。
 付き合ってもないのに、いきなりプロポーズなんて変かもしれない。
 でも、これからもずっと菜々さんと一緒に居るには、これしかないんだ・・・)



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