異説 ひのきの棒と50G
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78: ◆CItYBDS.l2[saga]
2024/04/18(木) 09:13:06.73 ID:TtxL8s290

 安物の剣が、一本買えるかどうかの金額だ。 
 しかし、これ以上は望めまい。

「女子供は北の集落に逃した。お前の妹もいるやもしれん」
以下略 AAS



79: ◆CItYBDS.l2[saga]
2024/04/18(木) 09:13:33.80 ID:TtxL8s290

「生き残りを探す。毒のことを、皆に伝えねばならんしな」

 嘘だ。
 もはや、そんな余力はない。
以下略 AAS



80: ◆CItYBDS.l2[saga]
2024/04/18(木) 09:14:03.34 ID:TtxL8s290

 遠ざかる少年から、ひと時も目を逸らせなかった。
 ひのきの棒を腰に差し、懐には僅かな銅貨を忍ばせ、街から一人の若者が旅立っていく。

 私は、幸運であった。
以下略 AAS



81: ◆CItYBDS.l2[saga]
2024/04/18(木) 09:14:35.12 ID:TtxL8s290

 視界がかすみ、もう少年の姿は見えない。
 願わくば、彼の妹、そしてその旅路が無事であらんことを。

 薄れゆく意識の中。 
以下略 AAS



82: ◆CItYBDS.l2[saga]
2024/04/18(木) 09:15:04.37 ID:TtxL8s290


 少年は、森に入る直前で足を止めた。
 その背に、街からの見送りの視線を感じたからだ。
 少年は、街を振り返り大きく右手を振って声を上げた。
以下略 AAS



83: ◆CItYBDS.l2[saga]
2024/04/18(木) 09:15:31.48 ID:TtxL8s290
はじまりはじまり


84:名無しNIPPER
2024/08/29(木) 19:07:54.81 ID:htMrotryO



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