異説 ひのきの棒と50G
1- 20
73: ◆CItYBDS.l2[saga]
2024/04/18(木) 08:15:33.56 ID:TtxL8s290

 話と言うのは、戦のことだ。人手が足りぬのは厨房に限ったことでは無いようで。
 先ほど、防壁の中に居る全ての男たちへ召集がかかったのだ。
 だが、私は決して戦に出るのを恐れているわけでは無い。
 男に生まれた以上、戦いに赴くのは義務だ。誉だ。
 
 それよりも問題は―――。 

「御屋形様、どうかこれだけは勘弁なりませんか」

 突き出した右手には、長年料理長に受け継がれてきた肉切り包丁が握られている。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
84Res/42.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice