709: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/06/21(金) 23:36:24.47 ID:LpGt2Um00
パピヨン「……! っ!……!!!」
「――俺だけにしろ!分かったな!」その言葉がアタシの頭の中から離れない。
肩をがっしりと掴まれて、とても真剣な表情を真っすぐぶつけてきて――俺だけにしろ。
パピヨン「お、俺だけにって……なにぃ!」
お、お兄さんが俺とか言うの初めて聞いたんだけど!し、しかもあれ……アタシを独占したいってこと!?
アタシがぱたぱたしてお兄さんを煽って、それを俺だけにって……!?お、おに、お兄さん……!?
パピヨン「う、うう、うううぅうううう〜!!!」
――顔が熱い、全部熱い。お兄さんにちょっと言われただけで、頭が意味わかんなくなっちゃって、まともに考えられない。
違う、好きじゃない。絶対好きじゃない!あ、アタシがお兄さんの事好きとか……あの色ボケ恋愛脳ウマ娘三人組と同じみたいじゃん!
パピヨン「お兄さんのバカー!アホー!うわぁん!!!」
お兄さんが変なこと言わなければ意識もしなかったのに!あんな肌パタパタとか、お兄さん以外にするつもりもないのに、言われるから意識しちゃうじゃん!お兄さんばかばかばかばかばか!まぬけ!
――あ、明日からどうやってお兄さんと顔合わせればいいの!?絶対また顔合わせたら思い出しちゃう……!
「――俺だけのパピヨン」
パピヨン「っ!?」
ち、ちがっ!俺だけのパピヨンじゃない!いや、意味は、似た感じだけど!あ、あ〜!も〜……やだぁ!お兄さんのクソボケぇ!
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