629: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/06/10(月) 02:12:38.49 ID:oJ/bhrfl0
……そうか、まだ片方しか終わってないなら反対側があるのか。ならお願いをするしかない。トロトロの脳みそでそう考えて、言われるがままにごろんと顔の向きを変える。
パピヨン「……!は、はーい。じゃあまずは、マッサージからね……ねえ、お兄さん」
『……ん』
パピヨン「眠かったらもう寝ちゃっていいからね。お兄さんなら特別に……アタシのむちむち膝枕で寝る権利をあげちゃいまーす」
――確かに、ここで眠れたらどれだけ幸せだろうか。しかし、それはいけない。
『いや、それは……遠慮しておくよ。担当ウマ娘の膝で眠ってしまうなんて良くないし。キミも嫌だろう――』
ぎゅぅううううう……。
『ぅぁあぁ』
パピヨン「…………じゃあ、カウントダウンしちゃうから。0になったらお兄さんは眠っちゃってね」
オイルに馴染んだ手で耳を潰されて、言葉を最後まで言わせてもらえなかった。しかし、なんだ。カウントダウン……?
パピヨン「10から数えて、0になったら……夢の中。ほらほら、お耳マッサージに、お耳かき。ちゃちゃっといくよ〜」
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