413: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/04/16(火) 00:24:19.58 ID:pg5HTNuj0
『パ、パピヨン……?』
パピヨン「んぅ……おにーさん、ふぁぁ。入れてー……」
眠そうな目を擦っている担当ウマ娘がそこにいた。門限の時間はもう過ぎているだろうに――。
『い、いや。パピヨン、もう門限の時間過ぎてるだろう?早く戻らないと』
パピヨン「なんでぇ……?んむ……ほら、おにーさん、ちょこ……ちょこ作ったから」
……パピヨンの手には、小さな包み袋。ちょこ、チョコを、作ってくれたのか?
…………いや、いやいや。それは嬉しいが、それでも今は。
『チョコ作ってくれたのか?こんな時間まで……その気持ちは嬉しいけど、パピヨン。今日はもう帰って――パピヨン!?』
チョコの入った袋を【貴方】に手渡すと。彼女はふらふら〜っと、トレーナー室に入り。よたよたと、【貴方】がよく仮眠に使うソファに向かって行き……。
パピヨン「ぐぅ………」
そのまま、横になって。一瞬で眠ってしまった。
『ぱ、パピヨン!?パピヨン!?!?』
急いで駆け寄って名前を呼ぶ。しかし、彼女は一向に起きる気配はない、あまりにもぐっすりと眠ってしまっている………。
………そして、気づいた。アルコールの匂い。
『……ウイスキーボンボンか?』
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