350: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/30(土) 23:30:32.70 ID:L32qq5a00
パピヨン「あ"〜疲れた!お兄さん休憩!」
『はいはい、それじゃ一回脚を確認するよ』
冬のダートコース場。先日の雪の影響で稍重の状態になったコースは、練習にうってつけだった。
……パピヨンが頬を膨らましながら、脚を【貴方】に見せる。スプリンターらしい引き締まった太腿に、がっちりとした筋肉。同世代と比べても、この下半身の完成っぷりは飛びぬけているだろう。
『……うん、問題はなさそうだな。何か違和感とかはなかったか?キミはあまり馬場状態が悪い時走らないからなぁ』
パピヨン「ん、別に違和感とかはないけど……ちょっと走りにくいかも。アタシこれやなんだけど」
『はは、まあ馬場状態が良いことに越したことはないが、こういう馬場も練習しておかないと』
パピヨン「は〜、雨とか降る日はレース中止にすればいいのに。足元ぐちゃぐちゃでドロドロ、尻尾も泥んこで本当に嫌なんだけど!お兄さんどうにかしてよ!」
『……てるてる坊主とか作るよ』
とかそんなことを喋っていると――。
「――――はっ、はぁああああ……!」
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