336: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/30(土) 00:28:18.64 ID:L32qq5a00
モブ「えっと、こんな感じですか?」
『そうそう、そんな感じだ。ただもう少し手のふりを意識して、足首を――』
パピヨン「…………」
つまんない、つまんないつまんないつまんないつまんない!つまんない!!!
はー、なに!?アタシをほっといてあっちの子ばっかり構って……そっちはメニューあるんでしょ!?
……う"〜。
『……ん。どうしたんだパピヨン』
パピヨン「言われたトレーニングやったから来ちゃった〜。んで、どうどう?その子」
モブ「あ、パピヨンさん……お疲れさまです!」
『ああ、基礎もしっかりしているしフォームも綺麗だ。トレーナーの指導が丁寧なおかげだろうな……これでまだデビューしていないって言うんだから驚きだよ』
モブ「えへへ……そんなことありません!私なんてまだまだ……」
…………随分褒めるじゃん。随分嬉しそうじゃん。アタシの方が早いし走りも綺麗なんだけど。
モブ「……えっ?」
『それに見てくれ、このトモ!走り終わった後にも様子を見たが、あらためて見ても綺麗だ!』
このトモなら引き締まっていてあんな走りが出来るのも納得だ――いやぁ、芝適正だからパピヨンとは走ることはないかもしれないが。ダート適性があったらきっとライバルだったな。
……は?いや、そうじゃなくて――なに。なんでそんなトモとか見て、キモ。ほんと、キモ……!
パピヨン「え〜なにお兄さん、ほんとキモいよ?普通にセクハラだよ、ね〜?」
モブ「え、いやそんなことは……いや、あの、尻尾……」
『……う、そうかもしれないな。すまん……気を付けるよ』
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