【安価コンマ】オリウマ娘と共に
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308: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/26(火) 23:28:17.76 ID:S3hZin4r0
これだけです、おやすみなさい。



パピヨン「…………〜♪」

櫛を適切な角度で入れて、優しく梳く。撫でるように尻尾の先に向かって三回。

尻尾の毛の流れが綺麗になったのを確認して、【貴方】がプレゼントしたオイルを手の平に馴染ませる。そして、尻尾全体に広げていく。

……スッキリとした匂いが、ふわりと部屋に広がる。

パピヨン「あ、この匂い好き……ん〜。やっぱりお高いだけあるな〜、アタシじゃ中々手を出せないくらいのお金のはずなんだけど〜……」

『……お金は沢山貰える仕事なものでな』

トレーナーは結構高給だ。ただそれで貰ったものを使うことが出来るかどうかは別の話だが。

……使う機会のないお金を、こうして使えるのなら本望だ。

パピヨン「ふん、ふふん、ふ〜……ふ〜ん。んっ……お兄さん、そこ。そこもう少し撫でて……」

『はいはい』

尻尾の付け根の手前くらいを、指先ですりすりと撫でる。

パピヨン「ん〜……ん、まあ。お兄さんにしては、上手いかもね〜……♪」

『もっと上手になれるように精進するよ、プロ』

パピヨン「ふふん、上級者を敬う姿勢忘れないでよ〜?ぷぷぷ……」

――クリスマス。トレーナー室にトレーナーとサンタ姿のウマ娘が一人ずつ。

尻尾を梳く音とオイルの音、そして可愛らしい彼女の鼻歌だけが聞こえている……。


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