287: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/24(日) 00:23:18.25 ID:ktj7gsI90
『――お疲れさま』
パピヨン「ねえお兄さんちょっとあれさせて」
『え?あ、あれって――うわっ!?』
控室に戻ってきたパピヨン。初めて負けたレース、何があっても良いように身構えていたが、何をされるかと思えば……いきなり、抱きしめられた。
ぎゅうと、お腹に顔を埋めて。あの時の、前のプラタナス賞の時みたいに。
パピヨン「ごめん、負けちゃった。でも、でも……お兄さんはそういうの、失望とか、しないでしょ?」
『……それは、勿論』
パピヨン「でも、そういう怖さとか全部置いといて……アタシ、悔しい。悔しい、悔しい悔しい悔しい!あんなに頑張ったのに!あんなに走ったのに!最後の最後までアタシが先頭だったのに!なのに、負けた……!」
『……』
パピヨン「またライムに負けた!負けて、なのにライバルだって言って、あんなキラキラした眼で……!アタシ、アタシ……悔しい!勝ちたい、勝ちたいよ……!」
『……』
何か一言:安価下2
1 ……その悔しさを糧にして、また頑張ろう
2 自由安価
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