272: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/23(土) 22:01:20.66 ID:B6DtBSgr0
パピヨン「あー絶対外寒い!やだやだ勝負服で外出たくない!」
『えぇ……』
G1、全日本ジュニア優駿当日。各出走ウマ娘が控室で様々な準備をしている中。【貴方】の担当ウマ娘シルヴァーパピヨンは……騒いでいた。
パピヨン「だって今日すっごい寒いよ!?しかも夜だし!あー勝負服もっと暖かいのにすればよかったぁ!」
『そんなこと言われてもキミなぁ……出走前になれば集中で寒さとか気にならないんじゃないか?』
パピヨン「寒いものはさーむーいー!やだー!風邪とか引く!」
わーわーきゃーきゃー。と騒ぐその姿はあまりにもこれからG1の大舞台で走るウマ娘とは思えなかったが……今更だ。【貴方】は知っている、彼女は走るときは真面目だし、ふざけない。
……しかし、まあ。彼女の勝負服はチラチラ肌色が見えているし、寒いのは本当なんだろう。なら、【貴方】が出来ることは……。
『ほら、パピヨン。手を出して』
パピヨン「え〜……なに、ポッケから手出したくないんだけど〜……は〜。んも、しょうがないな――ひゃっ」
パーカーのポケットから嫌そうに手を出すパピヨン。白く綺麗でとても小さなその手を、【貴方】は自分の出てぎゅうと握りしめる。
『さっきまで暖かいペットボトルとか持っていたから、ちょっとはカイロ代わり……なんて、ならないか』
パピヨン「…………セクハラだよ普通にお兄さん?え、分かってる?」
『え』
パピヨン「やぁん!トレーナーのお兄さんに無理やり身体触られました〜!たづなさんとかクラスの先生にチクって上に報告してもらお〜!」
『わ、悪かった!悪かったから!はぁ……無理するもんじゃないな』
パピヨン「ぷぷ、でも女性経験ゼロのお兄さんにしては〜……頑張った方なんじゃない?」
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