193: ◆OX0aJKbZO.0H
2024/03/12(火) 20:22:21.17 ID:8cGtYUgH0
シリウス「そういやナカヤマ、お前最近随分と可愛がってる後輩がいるらしいな?」
ナカヤマ「はぁ?」
いや、パピーと呼んだ方が良いか?あんな風に必死に吠えるんだからなぁ、と。シリウスが言うと、ナカヤマは理解したように笑った。
ナカヤマ「ハハっ、もしかしてお前もあいつを気に入ったか?周りを煽ることで自分を守る、可愛らしい奴だろう?」
シリウス「ふん……随分とパフォーマンスが好きみたいだな。前のメイクデビューでもそうだったが、まるでピエロだ」
ナカヤマ「ベットする価値もない道化を演じてはいるが……周囲はダマされ続ける程バカじゃない。アイツが走り続ければ……ま、そういう健気な所に私は惹かれたんだけどな」
だからあの時賭けた、アイツを裏切るみたいにな。
シリウス「……本当に気に入ってるんだな、あの子犬を。私にとってはただのキャンキャン吠える後輩だったんだが――」
ナカヤマ「おもしれー奴だよ、シルヴァーパピヨンは。きっとお前も気に入るさ」
シリウス「ふん……それじゃあ、次のあいつのレースは期待させてもらおうか?」
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