19: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/03(日) 22:20:03.06 ID:HG7FmYhv0
彼女はすぐに見つかった。トレーニングコースを抜けてすぐの切り株の近く。彼女はそこに何か用があるのかもしれない。
『ちょっといいかな?』
「っ誰!?」
声を掛けると勢いよく、彼女は振り返った。驚かせてしまったかもしれない、そう思い頭を下げる。
『ご、ごめん。そんなに驚かせるつもりじゃ……』
「…………」
……何も言われない。数分の静寂。それを打ち破る様に――笑い声が聞こえてきた。
「ぷっ……ぷはははは!」
「大の大人が頭下げて、なっさけなーい! わざわざアタシに謝りに来たのー?」
――――とても馬鹿にされてしまった。思わず、目をギョッとしてしまう。
「えー、お兄さん。もしかしてトレーナー? ぷふっ……もしかしてさっきのレース見て、わざわざアタシに声掛けに来たの? 6着のアタシに? 間違えてるんじゃなーい?」
ニヤニヤと笑いながら、【貴方】の事を見てくる彼女。いわゆるメスガキ、というのだろうか。
台詞:安価下2
1 キミを、スカウトしたい。
2 ……その口調はどうなんだ。
3 自由安価
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