182: ◆OX0aJKbZO.0H
2024/03/11(月) 22:59:01.06 ID:s8E5ixYx0
パピヨン「――お兄さんってほんと、アタシのこと好きだよね〜」
『え』
保健室からトレーナールームに戻り、【貴方】はパピヨンにいきなりそんな事を言われる。
パピヨン「アタシ、ちょっとワガママだから他の人にちょっと嫌われがちなのに、お兄さんずっと付き合ってくれるし……もしかして、ロリコン?」
『やめてくれ、やめてくれ本当に』
パピヨン「……あ、それとも。このおっぱ――」
『次のレースの話をしよう!キミみたいな女の子が、そんなこと口にするのは止めた方が良いぞキミ!』
パピヨン「ぷぷ……は〜い。それで、次のレースって……」
『……一旦、ダートの別のレースに参加して、マイルで体力をしっかり残して走り切れるのかを確認したいんだ』
川崎で走れるレースがあればよかったんだが、マイルだとなくて他のレース場になってしまうが。と、【貴方】は手元の資料を見ながら言う。
ダート1600m左回り――プラタナス賞。十月に東京競バ場で開催されるレース。
『で、もし良かったらパピヨンにはこれに参加してほしいんだが……どうだ?』
パピヨン「ふーん……おっけ〜!アタシ的には、走るレースが増えるのは大歓迎だし〜?」
『分かった、じゃあレースの出走登録はしておくよ、じゃあ……プラタナス賞に向けてまずはスタミナだな』
パピヨン「またプールでしょ?ずーっとそれは嫌だけど……ま、その辺はお兄さんに任せるね〜?」
『ああ、任せてくれ』
――プラタナス賞。その結果で、今後を考えよう。
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