181: ◆OX0aJKbZO.0H
2024/03/11(月) 22:37:48.35 ID:s8E5ixYx0
『……自分はそんな、嫌ったり呆れたりしないよ』
だって自分はキミの……シルヴァーパピヨンの担当だからね。と、【貴方】は彼女を見つめながら言った。
パピヨン「……お兄さん」
『……だからそんな表情しないでくれ。自分は、キミの走りに魅了されたんだ」
確かに、今日は負けた。だから……勝とう。次またステラライムと走るとき、君のあの逃げ切りで。
パピヨン「…………ぷぷ」
――今、パピヨンの表情が変わった。いつもと同じ表情に。
パピヨン「お兄さん、今すっごい恥ずかしい感じだったよ〜?あー、ほんと、ほんと、ちょっとさ、お兄さんのくせに……」
『……』
パピヨン「…………アタシは勿論走るよ、全日本ジュニア優駿。それで、今日のリベンジしちゃお?お兄さん?」
『ああ、勿論だ。リベンジしよう、ステラライムに!』
パピヨン「…………おー!」
そして、パピヨンは。屈託のない笑顔を浮かべ、右手を真上に上げた。
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