145: ◆OX0aJKbZO.0H
2024/03/10(日) 00:13:03.31 ID:vyOUQk7x0
シルトレ「本日はありがとうございます、まさか一緒にトレーニングをして貰えるとは」
『ああいえ、こちらこそ。色々と勉強させてもらいます……グリーンシルフィーのトレーナーさん」
今日は坂路ダッシュのトレーニングをする予定だったが、グリーンシルフィーのトレーニングと被ってしまったため、一緒にトレーニングをすることになった。
パピヨン「やぁあああああ!!!」
シルフィー「…………っ!」
……普段は飽きっぽいパピヨンだが、同室のシルフィーがいるおかげかいつもより長くトレーニングを続けられている。これは良い傾向だ。
シルトレ「……シルヴァーパピヨン、良い鍛え方をしていますね。販路をもう複数回往復していますが、スプリンターだというのに、まだ走れている」
『……スタミナには少し気を付けているんです』
グリーンシルフィーのトレーナーさん今まで何人もの重賞勝利ウマ娘を輩出したベテラントレーナーだ。そんな方からそう言われると、なんだか少し気恥ずかしい。
シルトレ「スタミナは大事です、体力は全ての基本となりますし何より怪我の防止になりますから」
『……レース中に体力が無くなったことで、意図しない走りをした結果衝突や転倒。色々ありますよ』
シルトレ「はい。確かにスピードなども大事ですがまず体力、次に体力だと私は思っています」
……模擬レースでのパピヨンの走りを思い出す。確かに一着でゴールした後、倒れそうになっていた。あれは事故に繋がる。
『……実は今パピヨンのスタミナを底上げしたいと考えていまして、プールトレーニングを多くしているんですが、他に何かいいトレーニングはないですかね』
シルトレ「……ああ、そういう。そうですね、スプリンターの彼女のスタミナを引き上げるとするなら、まず――」
パピヨン「あー!お兄さん坂路飽きた!お菓子!」
シルフィー「パ、パピヨンさん……!」
……ああ、もう駄目だったみたいだ。
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