119: ◆OX0aJKbZO.0H[saga]
2024/03/09(土) 01:02:04.84 ID:aNta1IfC0
記者「先ほどのレースお見事でした!あ、わたくしこういうもので……」
手渡された名刺を見ると、ウマ娘レース雑誌の記者だった。有名でもなければ無名でもない、そこそこの雑誌――デビューを見事勝利した、パピヨンに取材をしたいのだろう。
記者「では単刀直入に聞かせてください!次のレース予定は!レース後に、あんな啖呵を切った、彼女の次のレースは――全日本ジュニアでしょうか!」
『……すみませんが取材の方は』
パピヨン「えー?良いじゃん良いじゃん、アタシを取材だなんてよっぽど見る眼があると思うな、この記者さん」
記者「はは、そりゃ当然ですよ!あんな見事な逃げ、あのヒール振り!取材せねばなりませんよ!」
ぐっ!と拳を握り締める記者。なんだなんだこの二人……。しかし、まあ、そうだ。
――全日本ジュニア優駿。川崎のレース場で行われるデビューしたばかりのウマ娘だけが出ることのできる、マイルのダートG1。
確かに出走して一着を取ることが出来れば、パピヨンの人気は格段に上がるだろうが……しかし距離が問題だ。
マイル1600mをパピヨンは耐えられるのか……?プールトレーニングは行っているが、それでも……。
(……)
次のレースは:安価直下
1 ええ、挑戦します。全日本ジュニア優駿。
2 いえ、今のところは他のダートレースを目標にしています。
3 ……大事な話ですので、パピヨンと話し合い決めていく予定です。
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