剣聖が鍛冶屋を営むようです
1- 20
91:名無しNIPPER[saga]
2024/03/12(火) 09:51:56.56 ID:bykS1aeaO
さて。そんなほのぼのとしたひと時を過ごしステラたちは今、サンドラたちが待つリビングに繋がる扉の前に立っていた。

「ど、どうですか?変な顔になってませんか?」

ヒソヒソと囁くネージュの顔を見る。真面目そうな表情ではあるが、少し口角が上がっていた。つまりちょっとニヤけている。これでは緊張感などあったものではない。

「むむむ…。ステラさんはちゃんと真顔ですね。どうやってるんですか?」

故郷が滅ぼされた記憶を辿っているだけだと答える。なんですぐ重いことを言うんですかリアクションしづらいです、とネージュは渋面を作った。手っ取り早く真顔になるにはこれが一番というだけだが。

「だからやめてくださいって。…って、ちょっ…!まだ心の準備がっ…」

ネージュの苦言を右から左へ受け流し、ゆっくりと扉を開ける。中で待機していたサンドラたちの視線がこちらに勢いよく向いた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
119Res/103.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice