剣聖が鍛冶屋を営むようです
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90:名無しNIPPER[saga]
2024/03/12(火) 09:51:25.69 ID:bykS1aeaO
小一時間ほどの面談が終わり、二人に二階で待つように指示を出す。二人は緊張した面持ちで階段を登っていった。

「あれ?さっき余程のことがなければ採用するって言ってませんでした?私が聴く限りいい人そうだったから、すぐ合格って伝えてあげた方が喜ぶと思いますよ?」

分かってないなあネージュちゃんは。やれやれと肩を竦めるステラに対し、ネージュは怪訝な表情を向けた。
彼女らには面談と言っているが、仮にも合否に関わる試験なのだからそれっぽくしたいのだ。
具体的には数分くらい放ったらかしにしておいて、厳正なる審査の結果採用とさせていただくことをここに報告します、とでも言う予定だ。

「うーん…私には何の意味があるかよくわかりません」

意味があるかについてはノーコメントだ。どういう受け取り方をするのかは彼女たち次第であるが故に。
だが。形だけとはいえ、二人は試験に合格した。自力で仕事を手に入れたのだ。
この経験が成功体験として二人の糧になれば幸いだと答える。

「なるほど。その優しさをちょっぴりでもいいので私にも分けてくれたらいいんですけどね」

変なことをおっしゃる。散々甘やかしてあげたではないか。人のピザを食べ尽くしたことを忘れたとは言わせない。
ステラの指摘にネージュは気まずそうに笑い、明後日の方向を向きながら口笛を吹いた。あまりにも分かりやすい反応に、ステラも思わず吹き出してしまう。
その反応を見たネージュは赤面し、ぽこぽことステラの胸を叩くがこれっぽっちも痛くはない。


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