67:名無しNIPPER[saga]
2024/03/03(日) 15:33:05.91 ID:Cv46fw57O
【龍帝】マグニスタニア
【概要】
別名【終滅の焔】。大昔の文献に記される大陸規模の大災害【ゴエティアの火】を引き起こした張本人もとい張本龍。
これにより隆盛を極めていた古代文明【ゴエティア】は灰燼と化し、数々の悪名が世に轟くことになる。
【隷属の咆哮】と呼ばれる能力を持ち、マグニスタニアの咆哮を聴いたドラゴンは、同格未満であれば問答無用で従属する下僕となる。
この能力を使い無数のドラゴンを従えたマグニスタニアは、いつしか龍帝と呼ばれ人魔全てから畏れられる厄災となった。
手慰みに国を焼き滅ぼす日々が続く中、マグニスタニアはこの退屈な日常に終止符が打たれるのを望む。
強き者の到来を。願わくば、眩いばかりの高潔な精神を持った英雄に殺されたいと。
滅びの美学というものがある。強大な悪が滅びるのなら、それに相応しい役者と物語が必要だ。
この肉体が滅びるならば。下手人は人類史に名を残す勇者に。遍く吟遊詩人が英雄譚として語り継ぐ、拍手喝采で讃えられるような結末を迎えたいと。
しかし。龍帝の心を満たし、弑してみせたのは待ち望んでいた崇高な勇者ではなく、たった一人の復讐者だった。
その剣士は、龍を統べる皇帝としての誇りを。龍の頂点に立つものとしての自負を。完膚なきまでに叩き潰した。
龍帝は心より復讐者との邂逅を悔やみ、悦び、願う。
何故我々の種は違うのか。お互いが人、或いは龍であったなら、違う形で出逢えていただろうに。
強き者と出逢えてよかった。想定とは異なる物語になるが、悪行の限りを尽くした化け物の末路としては上出来だ。
再び生を受ける時があるならば。二度目は人として生まれたい。と。龍帝は静かに瞳を閉じる。
数多の文明を滅ぼした龍帝マグニスタニア。その結末は、呆気ないものだった。
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