1:名無しNIPPER[saga]
2024/02/24(土) 17:56:58.92 ID:rQid436VO
このスレは剣聖と呼ばれる冒険者が鍛冶屋を経営するスレになります。安価、コンマを利用する安価スレになりますのでご了承ください。
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2:名無しNIPPER[saga]
2024/02/24(土) 17:57:43.12 ID:Il1pPmGCO
遠い昔。生命力と魔力に満ちた大地が広がっていた時代。
ある神がヒトと呼ばれる種族を創った。それは後に人間と呼ばれた。
ある魔神も対抗し、同じくヒトを創った。それは後に魔族と呼ばれた。
神と魔神の仲はすこぶる悪く、些細なことで争い、憎み合っていた。
3:名無しNIPPER[saga]
2024/02/24(土) 17:58:39.50 ID:417Cx3zYO
そして、現代に至る。人魔が手を取り共に歩む時代。
悲恋に終わった王子らが何よりも求め、手に入れることができなかった安穏とした世界。
そこにヒトは生きている。
ドラゴンを一刀のもとに斬り伏せた青年は、臓腑に溜まった息をゆっくりと吐く。
4:名無しNIPPER[saga]
2024/02/24(土) 17:59:15.23 ID:iDj+Sx/LO
プルガトルスと交戦したのは、目的地である商業都市【コンスティア】を目視できる渓流地帯だ。
溶岩が流れ、熱気が立ち込める灼熱を好むプルガトルスが、このような場所に移り住む話なぞ聞いたことがない。
まあ、なんにせよ。死人が出ずに済んでよかった。本当によかった。
安堵のため息を漏らし、ジュースを一息に飲み干した。
5:名無しNIPPER[saga]
2024/02/24(土) 17:59:55.60 ID:m27i/Y6WO
「おい。そこのあんた。あんただよおい。おーーい」
どこからともなく聞こえていた声が自分に向けられていることに気付き、口笛を中断して馬車を見上げる。
馬車から身を乗り出している商人は、ヒラヒラと手を振っていた。こちらも軽く会釈して答えておく。
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