5: ◆0FsXzwWF8z6G[sage saga]
2024/02/01(木) 23:44:34.24 ID:mTE+BIhMo
JK「はぁっはぁっ!!先生もうすぐだからね!!!!」タタタタッ
「ん?」スッ
JK「え」
マガリカドッシーンッ☆
JK「いったたぁ、もういったいどこ見て……え」
「きゅぅぅ……」
JK「あなたは!!!」
「ん?」
JK「よく分かんないけど見た感じ普通の女の子を魔法少女に変身させるタイプの妖精さん!!!!!」
妖精「すごいやその通りだよ!! ボクを導いていた光はキミだったんだね!!」
JK「導く?ってことはまさか私が魔法少女に!?!?!??」
妖精「そうさ!! キミにはその資格がある!!」
JK「私高校生ですけど大丈夫ですか!??年齢制限とか!!!!」
妖精「魔法少女界隈も担い手が少なくて高齢化してるんだ!! キミでも若いくらいさ!!」
JK「世知辛いですね!!!!!」
妖精「キミみたいな可愛い子が来てくれれば大活躍間違いなしだよ!!!それに魔法少女になればみんなの人気者!部活で活躍できるし成績も上がるし彼氏もできるよ!!!」
JK「勧誘お上手!!!」
妖精「伊達に女の子たちを騙し……いや言いくるめ……ああ、と……それでどうかな!? 魔法少女!!」
JK「魔法少女かぁ……私憧れてたんですぅ……!」キラキラ
妖精「そうと決まればボクと契約して魔法少女になってよ!」ニコッ
JK「ごめんなさい!!!」フカブカー
妖精「なんでぇ!」ズゴゴゴー
JK「私行かなきゃいけないところがあるんです!!!!!」
妖精「魔法少女だよ!?? 世界の平和がかかってるんだよ!??」
JK「それでもです!!!」
妖精「世界平和より大事なことだって言いきれるのかい!?」
JK「言い切れます!!!」
妖精「そんなわけあるもんか!!! 平和より大事なものなんて……」
JK「恋です!!!!!」
妖精「こ、い……?」
JK「そうです!!! 私は今、赤い糸で結ばれた運命の人に会いに行くところなんです!!!」
妖精「た、確かに恋は時に世界すら超える……で、でも魔法少女にだって恋愛がつきものだ!! 魔法少女をやりながらでもいいじゃないか!!」
JK「好きな人に魔法少女だってばらしてもいいんですか!??」
妖精「ダメに決まってる!!! 大体それと魔法少女になれないこととどんな関係が」
JK「好きな人には私のすべてを知ってほしいんです!!!!!」ドンッ
妖精「なっっ……!!!!」
JK「ごめんなさい……私、魔法少女にはなれません……だって……だってね? 彼が待ってるからっ」ニコッ
妖精「……そうだね、ボクが間違ってたよ」
JK「妖精さん……」
妖精「今は諦めるよ。でもいつか世界がキミを必要としたとき、ボクはまたキミの前に現れる……その時まで! しばしの別れ!!!」
JK「はいっ!!! さよなら!!!!!」バヒューンッ
妖精「……さて、次を狙うか……ん? あそこの巨大な女性……高身長系魔法少女……ありだな」フヨフヨー
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