JK「起きたら小指に赤い糸が!!!!!」
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2: ◆0FsXzwWF8z6G[sage saga]
2024/02/01(木) 23:34:10.94 ID:mTE+BIhMo
JK「むぐむぐっ、いっけな〜い!早く行かなきゃ練習終わっちゃう!!!」タタタタッ

「ん?」スッ

JK「え」

マガリカドッシーンッ☆

JK「いったたぁ、もういったいどこ見て……え」

「す、すみません、お怪我は……」

JK「あなたは!!!」

「ん?」

JK「端正なルックスと甘い歌声で虜なった女性は数知れず!ドラマに出ればSっ気マシマシの演技で視聴者のハートを容易く射貫く!と思えばバラエティでは愛嬌たっぷりの可愛らしい姿でファンのハートを鷲掴み!特に10代の女の子から絶大な人気を誇るアイドルユニットのリーダーのイケメンさん!!?!???」

イケメン「え……あ、はい……声大きいですね……」

JK「どうしてこんな片田舎に!?!?!?」

イケメン「あぁ、いや実は……」

JK「はっ!!まさかっ!!!」

イケメン「え……?」

JK(まさかまさかまさかこの赤い糸の先!運命の人ってイケメンさんなんじゃ!!?!?)

JK「」チラッ

イケメン「?」

JK(どうしよどうしよどうしよ!!!!私がイケメンさんと!?あのイケメンさんと!??)

イケメン「あの……?」

JK(きゃー!きゃー!どうしよ!!友達全員に自慢しまくっちゃう!友達じゃない人にも自慢しちゃう!!)

JK(でも待って!待つのよ私!彼は今を時めく人気アイドル!恋人がいるなんて知れたら大スキャンダル!!完璧な彼の隣にいるなら私も完璧にならなきゃ!!隠し通すのよ私!!!)

JK(でもそっかぁ、イケメンさんと結婚かぁ……ソファに並んで座ってイケメンさん主演の映画とか見るのかなぁ……そんでぇ、映画の中でヒロインに言うセリフを生で私にも……そして映画よりもロマンチックなキスを……あとは流れで……)

JK「ぐへ、ぐへへへ……」

イケメン「え、なに……こわ……」

JK(毎朝起きたらイケメンさんが隣にいてぇ、おはようのキスをしてぇ、イケメンさんがお仕事行くとき私が作ったお弁当持ってぇ、いってらっしゃいのキスをしてぇ……イケメンさんを見送ったら私は学校に……ん、学校?)

JK「はっ!!!!!」

イケメン「」ビクッ

JK(私には先生という大事な人が!!!!!ダメよ私!私の運命の人は先生!それ以外ありえない!私やっぱり先生のこと裏切れない!!!!!)

JK「あの!!!!!」

イケメン「はい……?」

JK「ごめんなさい!!!イケメンさんの気持ちはうれしいですけど私やっぱりあなたとはお付き合いできません!!!!!」

イケメン「え、フられた……? なぜ……」

JK「それでわ!!!!!」バヒューンッ

イケメン「……」ポツーン

イケメン「こわ……」


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