くーちゃん「しょくぶつさんとおはなししてたらびょういんにつれていかれました」
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282:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:11:16.86 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「大楠さん」

くーちゃん「くーちゃん、旅に出るとき、感じてました」

くーちゃん「この旅は片道切符です」
以下略 AAS



283:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:14:25.33 ID:RYXcxsNH0
 くーちゃんは、沼に、一歩足を踏み入れます。

冷たく、ぬめっとした感触が伝わり、今にも全身が飲み込まれてしまいそうです。

足もずぶずぶと、深く沈んでゆきます。
以下略 AAS



284:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:16:42.53 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「大楠さん。これで、さみしくないです」

ずぶずぶ

くーちゃん「…ちから、ぬけてきました」
以下略 AAS



285:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:20:31.94 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん(そういえば、トンネルに入ってから)

くーちゃん(一度もハナちゃんの声、聴いてないです」

くーちゃん「ハナちゃん」
以下略 AAS



286:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:25:10.20 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん(…ずいぶん、ハナちゃん、振り回してしまいました)

くーちゃん(もうしわけないです)

くーちゃん「大楠さん。しゃべりたいこと、あります」
以下略 AAS



287:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:26:27.05 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「くーちゃんのこと、最初にわかってくれた校長先生だったり」

くーちゃん「木で鹿さん、作る変わったお兄さんだったり」

くーちゃん「海の男、自称してる変わった人だったり」
以下略 AAS



288:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:28:49.87 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「でも、くーちゃんだけでも、よいですよね」

くーちゃん「もう一人いたほうが、にぎやかだったかもしれませんが」

くーちゃん「沼に沈めるの、くーちゃんだけみたいですし」
以下略 AAS



289:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:31:18.99 ID:RYXcxsNH0
くーちゃん「それに、ハナちゃんは元の世界に残った方がよいです」

くーちゃん「大楠さん、ハナちゃんは、とても絵が上手です」

くーちゃん「きっと、世界中に絵を見てもらったほうがよいです」
以下略 AAS



290:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:32:42.99 ID:RYXcxsNH0
だから、沼に一人で沈む決心がつきました。

気が付けば頭の先まで沼に沈んでて、

目の前はどんどん茶色く染まってゆきます。
以下略 AAS



291:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:34:37.36 ID:RYXcxsNH0
この沼で永遠の時、刻んだりして、
いつしか人間だったこと、忘れて、
自分の
手とか
足とか
以下略 AAS



292:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 20:35:14.47 ID:RYXcxsNH0
また明日ノシ


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