くーちゃん「しょくぶつさんとおはなししてたらびょういんにつれていかれました」
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273:名無しNIPPER[saga]
2024/02/13(火) 19:17:25.99 ID:RYXcxsNH0
くーちゃんは走って近づきました。

とても太い幹は、蜘蛛の足みたいに枝分かれしてます。

柔らかい地面には、深く深く、長い根っこが伸びていることでしょう。

大楠さんの伸びてしまった枝を支えるため、古びた鳥居が何個か作られています。

くーちゃん「…大楠さんだけで、体、支える、たいへんです」

くーちゃん「骨が弱くなったおじいちゃんやおばあちゃんが、杖や車いすを使うのと同じです。

土の奥から匂いがしました。

木の匂いです。大楠さんと似てますが、

少し違います。それに、たくさんです。

たくさんの木の香りがするんです。

もしかしたら、土の中には、大楠さん以外の誰か、まだいるのかもしれません。


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