29:名無しNIPPER[saga]
2024/01/21(日) 11:19:53.15 ID:bEqxRbDMo
御隠居「良いか。名前というのはだな、親から子供に与える初めての贈り物なのだぞ。本当に子供の事を考えるなら、親が好き勝手に名前をつけて良いというものではない。自分が良いと思う名ではなく、子供自身が一番喜ぶと思うであろう名をつけねばならん。少なくとも、わしはそう思っている。わかるか?」
八五郎「はい……御隠居」
御隠居「もちろん、今回は子供ではなく仔猫だ。だが、例えそれが我が子であろうと、仔猫であろうと、変わりはないだろう。わしはそう思うが、どうだ? お前さんはそうは思わないのか?」
八五郎「……いえ、そうですね。御隠居の言う通りです。おいらが間違っていました」
御隠居「うむ。分かれば良いのだ」
八五郎「家に帰って、お富ともう一回よく相談して決めます。必ず仔猫が喜びそうな名前をつけますから。御隠居、どうもありがとうございました」
御隠居「うむうむ」
らでん「こうしてまた八五郎は家へと蜻蛉帰り致します」
らでん「さて、これでいよいよ残すは結末だけとあいなりますが、気になるこの続きはウェブで公開中でございます。乞うご期待。あ、ここもウェブだったー」アハハハハ
らでん「えー、そんな小粋なジョークを挟みつつ、最後の締めでございます」
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