アイマス×俺ガイルSS プロデューサー八幡とアイドル達の日常
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◆YYjyt422CY
[saga]
2024/01/25(木) 21:09:36.48 ID:IOoLhGuF0
豊川風花編
「比企谷さん!」
ノックもせずに八幡の部屋の扉をドンと開けて入ってきたのは、ウェーブのかかった青い髪をした女性だった。
「おぉ、豊川か。どうした。珍しいな、ノックもせずに入ってくるなんて」
豊川風花。元看護士のアイドルで22歳である。
急いできたためか、胸のたわわが風花の呼吸に合わせて上下している。
(相変わらずすごいな。由比ヶ浜といい勝負なんじゃないか)
「どうした、じゃないですよ。また、グラビアの予定が入ってるじゃないですか!」
「ああ、それか。だってオファー来たし」
「だってじゃないです!最近はそういうお仕事減らしてくれてると思ったのに!」
「ん?お前、何言ってるんだ?」
「何って、このスケジュールに入ってるグラビアですよ!」
「ちゃんとスケジュール読んでみ」
「え?○○誌のグラビアで内容は、私と休日のデート風の撮影?」
「ああ。水着になることはないし、豊川が好きそうな清楚系の服を着せてもらえるように先方には伝えていたが、そんなに嫌なら水着のグラビアに切り替えてもらうか」
「ああっ!待ってください!ごめんなさい!謝ります!謝りますからぁっ!その、なんでもしますから!」
「ったく、気をつけろよ」
「すみませんでした…」
「あと、軽々しく何でもするなんて口にするな。俺が変なこと注文したらどうするんだ」
「だって、比企谷さんはそういうことしないじゃないですか。そんな度胸ないでしょ?」
「え、何で俺がディスられる流れになってるの。いや、確かに手出すような度胸があったらプロデューサーとかやってないけど」
「なら、いいじゃないですか。それに比企谷さん以外には言わないので大丈夫です!」
風花は体の前で、むんと両手を握る。
「さいですか。まあ、お前はなんだかんだしっかりしてるし、大丈夫か。
折角来たんだし、コーヒーでも飲むか?」
八幡はそう言って、冷蔵庫の方に向かった。もちろん、冷蔵庫と言っても家庭用の巨大なものではなく、小型のものである。
「あの甘いやつですか?」
「マッカンな。千葉県民のソウルドリンクだ」
「千葉県民というか比企谷さんだけでは?」
「世間がこんなに苦ったらしいんだからコーヒーくらい甘い方がいいだろ」
「甘すぎると体に毒ですよ」
「元看護士が言うならそうなんだろうな」
「はい。しっかり言うこと聞いてくださいね♪」
さっきまでのしょぼんとした雰囲気はどこかに置き、風花はかわいらしいな笑みを浮かべた。
風花は大人組の中でも美人というよりはかわいい部類に入るだろう。
愛嬌の良さや先ほど見せた反応など、非常にかわいらしい。
もし、合コンに行けば、すべての男の注意を引くことなど本人の意に介さずとも余裕だろう。
なんせ、顔や性格がかわいらしいのはもちろん、あのスタイルである。そこら辺の男が放っておくはずがない。
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