アイマス×俺ガイルSS プロデューサー八幡とアイドル達の日常
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◆YYjyt422CY
[saga]
2024/01/15(月) 22:05:49.06 ID:6lExflOe0
都内某所、今をときめくアイドルたちが子どもから大人まで所属しているとある事務所。
その事務所でアイドルたちのプロデューサーを務める男が気だるげな様子で職務室で作業をしていた。
その仕事の性質上、同社の人間にも見せられないようなものもあり、特別に社内に一室をもらっている。
かつて高校時代の教師に死んだ魚のような目と評された、目で今日も今日とてパソコンと向き合っている。
25歳という若さでありながら、事務所所属アイドル全員のプロデュースを行っている彼は高校時代の夢とはもっともかけ離れた職務を全うしている。
何度直しても直らないぴょこんと立ったくせ毛。基本的に猫背な姿勢。そして、死んだ目。
それこそがこの男、比企谷八幡という男である。
「ハニー!」
そんな男の部屋にノックもせず、ドアを勢いよく開け放ち、1人の少女が入ってきた。
長く少々、クセのついた金髪をなびかせ、エメラルドをも想起させるグリーンの瞳をキラキラとさせているこの美少女は星井美希。
上述の通り、彼はこの事務所に所属するアイドル全員のプロデューサーであるため、当然のごとく、彼の担当アイドルである。
身長は161cmと平均よりは高く、スタイルも上から順に86-55-83という抜群なものであるが、15歳の中学3年生である。
「星井。何度も言うがその『ハニー』って呼ぶのやめない?
勘違いされたりしたら困るんだけど。」
「ミキは困らないの!」
「俺が困るって話なんだよなぁ。はぁ、まあ外で呼ばないように気をつけてくれればそれでいいか」
「ミキとしては不満だけど、ハニーが言うならそうしてあげるの」
「じゃ、それで」
「了解なの!」
一社会人であり、学生時代、国語だけは得意だった八幡は『了解』という言葉は目上の者に使う言葉ではない、など当然知っているが、いちいち中学生相手に指摘したりはしない。
真面目な子ならともかく、こういった無邪気なところは星井美希の売りでもある。大人ならまだしも子どもの内からそんなところまで気にすることはない、と考えているのだ。
「んで、何か用か?」
「レッスン終わったから遊びに来たの!」
「おう、そうか。俺は忙しいから遊べないんだ。残念だったな。わかったらそのまま回れ右してくれるか」
「ちゃんと大人しくしてるから大丈夫なの!」
「そうか」
八幡は心の中で『遊んでないじゃん』とツッコミを入れ、作業に戻った。
作業に戻ったはいいものの美希は八幡のことをちょっと離れたところに置いてあるソファから見つめていた。
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