アイマス×俺ガイルSS プロデューサー八幡とアイドル達の日常
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11: ◆YYjyt422CY[saga]
2024/02/05(月) 22:24:45.08 ID:9ri9HFdM0
浅倉透&樋口円香編

「ん?」

俺は会議室から作業部屋へ戻ってきて、ドアノブに手をかけ、首をひねった。
扉には”会議中”と書かれた札こそかかってはいるが、鍵がかかっていなかった。
鍵かけ忘れてたのか。うっかりしてたな。

俺の作業部屋にはその仕事の性質上、人に見られてはいけない資料なんかもある。
もちろん、事務所のセキュリティは万全のため、部外者が何もなくここに来ることはない。
だが、それでも不用心だったな。気を付けないとな。

俺が作業部屋に入ると、そこには客人が2人おり、ソファに座り、勝手に取り出したお菓子をパクパク食べていた。

「あ、おかえり」
「おかえりなさい、ミスター不用心」
「何してんだ。ミス不法侵入者どもめ」

部屋にいたのは浅倉透と樋口円香。人気ユニット『noctill』のメンバーだ。

「だって、開いてたし、鍵」

「それで入っていいなら空き巣は捕まらねえだろ」

「私たちは何も取っていませんが?」

「今、食ってるそれは俺の部屋の備品だが?」

「うん。おいしかった。ごちそうさま」

「はぁ。もういいや。で、何か用か?」

「さあ。浅倉が行こうと言ったので渋々ついてきただけですので」

「一言余計なんだよな。で、浅倉は何の用だ」

「別に。時間があったから」

「時間があったら、自主練でもしてていいんだぞ」

「それはこの後、2人が来たらやるから」

「さいですか。で、暇つぶしに来たってことか?」

「んー、じゃあそれで」

「なんでここで俺の意見が採用されんだよ。ったく。
お前ら福丸と市川が来るまで居座る気か?」

「何か問題でもありますか?」

「いや、それならちょうどいい。さっきの会議でちょうどお前らの話になってな」

俺は2人が座っているソファの対面に座った。

「私たち?まさか2人ですか?」

樋口の口調がいつもより少し冷たくなる。

「いや、ノクチル全員だ。本当は4人全員揃ってる時に話すつもりだったがな」

それを聞いて、樋口の様子は元に戻った。

「そうですか。それで何のお仕事ですか?」

「……CMだ」

「八幡はそれもう引き受けたの?」

「まだに決まってるだろ。さすがに案件デカすぎるからお前らに話を通してからじゃないとな。先方にも検討するとだけ伝えてある。まあ、幾つか候補のアイドルは挙げていただいてるんだが、第一候補はお前たちだ。なんでもイメージによく合ってるんだと」

「ちなみにどこのCMですか」

「某有名スポーツドリンクのCMだ」

「八幡はどう思うの?」


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