デジタルモンスター研究報告会 season2 エピローグ
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311: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2024/04/14(日) 20:16:48.66 ID:qtUdmRv9O
さて、シューティングスターモンの発射と同時に、我々はもうひとつのミッションに取り掛かった。
キウイモン島に巣食う蛮族デジモンの掃討である。

元々、キウイモン島に蛮族デジモンがいるという情報は、クロッソ・エレクトロニクスのクロッソ氏(バイオシミュレーション研究所のスポンサー)から聞いた情報だ。

作戦に前立って偵察のために、キウイモン島のアクセスポイントへデジドローンを送り込んだことがあったが…
デジドローンの視界は完全に闇に覆われていた。

バイオシミュレーション研究所と同様、AAAもまたアクセスポイントにセキュリティを施していたのだ。
おそらく青銅製の箱でアクセスポイントを密封し、合言葉を言うと待機しているシャーマモンあたりが箱を開けるという簡素な仕組みだろう。

これはごく単純だが、極めて有効なセキュリティ手段だ。
なぜならデジドローンが出てこれる最小限の空間を確保する小さな箱の中だ。それを破壊できるデジモンをその中に繰り出せないのである。
正直、我々のデジモンではこれを突破できない。
箱の中に出せるデジモンはせいぜいピックモン数体程度。その破壊力では青銅の箱は壊せない。

とにかく戦闘力を高めるためのスパルタトレーニングで、DPを極限まで高めるという我々の方針が逆手に取られたというわけだ。

もっとも、この路線が間違っているとはつゆ程も思わない。
なぜならデジモンによるサイバー犯罪は、とどのつまり暴力で反抗デジモンを排除してしまえば解決するからだ。
故にどれだけ膨大な維持コストがかかろうと、最上位の暴力装置となる最強デジモンを保有してさえいれば、最終的には解決できるということだ。
…そのコストを捻出できる我々だからこそ取れる手といえる。

さて…このセキュリティを突破するにはどうすればいいか?


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